エムディア（M-DEAR）とは？医療機関専売コスメのこだわり

商品紹介に入る前に、エムディアというブランドの基本概念について触れておきましょう。
エムディアは、美肌治療とEGF（上皮細胞増殖因子）がもたらす効果に着目して開発された、医療機関専売のエイジングケア（※1）コスメです。

ノーベル賞受賞成分「EGF」への着目

ブランドの核となっているのが「EGF（ヒトオリゴペプチド-1）」です。
EGFは、もともと人間の体内に存在するタンパク質の一種で、肌のコンディションを整える重要な役割を担っています。
しかし、この成分は年齢とともに減少していく傾向にあります。
エムディアでは、このEGFをスキンケアで補うことにより、肌本来の力をサポートし、みずみずしくハリのある肌へと導くことを目指しています。

敏感肌でも使いやすい低刺激処方

医療機関で取り扱われる製品であるため、安全性への配慮も徹底されています。
香料、着色料、鉱物油、動物性原料、エタノール、パラベンを使用しないフリー処方を採用。
レーザー治療後やピーリング後のデリケートな肌、季節の変わり目に揺らぎやすい敏感肌の方でも使用しやすい設計となっています。
必要な成分だけを厳選して高濃度に配合する「足し算」と、肌への負担となる成分を極力省く「引き算」のバランスが、エムディアの大きな魅力です。

（※1）年齢に応じたスキンケアのこと

エムディアに「乳液」という商品名がない理由

エムディアの商品ラインナップをご覧になって、「乳液」という名称の商品がないことに戸惑う方もいらっしゃるでしょう。
一般的なスキンケアステップは「化粧水 → 乳液 → クリーム」という流れが主流ですが、エムディアの基本ステップは非常にシンプルです。

エムディアの基本ステップ

1. 洗顔（クレンジング・洗顔料）
2. 化粧水（EGF リニューローション等）
3. 美容液（EGF リニューセラム等）

このように、エムディアでは「美容液（セラム）」が一般的な「乳液」の保湿・保護の役割を兼ね備えています。
一般的な乳液は、水分と油分をバランスよく配合して肌を柔軟にするものですが、エムディアの美容液は、肌に必要な有効成分を高濃度で届けつつ、しっかりとした保湿力で潤いをラッピングする機能を持ち合わせています。

つまり、エムディアで「乳液」をお探しの方は、ご自身の肌悩みやテクスチャーの好みに合わせて「美容液」または「クリーム」を選ぶのが正解です。

【目的・肌質別】エムディアの乳液代わりになるアイテム比較

それでは、具体的にどのアイテムが乳液の役割を果たすのか、肌質や目的に合わせたおすすめのラインナップをご紹介します。
ご自身の肌状態と照らし合わせながらご覧ください。

1. ベーシックな保湿・エイジングケアなら
【EGF リニューセラム】（美容液）

エムディアを代表する高機能美容液です。
「乳液」としての保湿機能を十分に持ちながら、エイジングケア（※1）に必要な成分が凝縮されています。
テクスチャーは乳白色で、一般的な乳液よりもやや濃厚でありながら、肌に伸ばすとスッと馴染み、ベタつきを残しません。

• 主な成分：EGF（ヒトオリゴペプチド-1）、FGF（ヒトオリゴペプチド-13）、IGF（ヒトオリゴペプチド-21）、プロテオグリカン、リピジュア
• こんな方におすすめ：
  • エムディアを初めて使う方
  • ハリ・弾力不足が気になる方
  • ベタつくのは苦手だが、しっかり保湿したい方
  • 朝晩兼用で使える万能な保湿アイテムが欲しい方

2. 乾燥肌・ハリ不足・濃厚な保湿を求めるなら
【PG クリーミィリッチセラム】（美容液）

EGFリニューセラムよりもさらに保湿力を高めた、クリーム状に近いリッチな美容液です。
商品名に「クリーミィ」とある通り、こっくりとしたテクスチャーが特徴です。
乳液とクリームの中間のような使用感で、乾燥が厳しい季節や、年齢を重ねて油分が不足しがちな肌に最適です。

• 主な成分：プロテオグリカン（高濃度配合）、バクチオール、3種のヒアルロン酸
• こんな方におすすめ：
  • EGFリニューセラムでは保湿力が物足りない方
  • 乾燥による小じわが気になる方
  • 次世代レチノールと呼ばれる「バクチオール」を取り入れたい方
  • 肌にツヤと厚みのある潤いが欲しい方

3. 透明感・ブライトニングケアを重視するなら
【VC-IP ホワイトセラム】（美容液）

保湿だけでなく、紫外線ダメージや肌のくすみが気になる方に適した美容液です。
浸透性の高いビタミンC誘導体を配合しており、さらりとしたテクスチャーが特徴です。
乳液のような「膜感」は控えめですが、肌内部（角質層）の潤いバランスを整えます。乾燥が強い場合は、この後にクリームを重ねる使い方が推奨されます。

• 主な成分：VC-IP（脂溶性ビタミンC誘導体）、グリチルリチン酸2K
• こんな方におすすめ：
  • 日焼けによるシミ・そばかすを防ぎたい方
  • 皮脂分泌が多く、さっぱりとした使い心地を好む方
  • ニキビや肌荒れを防ぎたい方

4. 最上級のプレミアムエイジングケアなら
【セラージュ セラム】（美容液）

エムディアの技術を結集させた、最高峰ライン「セラージュ」の美容液です。
複数の成長因子を含む「ヒト脂肪細胞順化培養液エキス」を配合しており、肌の根本からのケアを目指します。
テクスチャーはなめらかで伸びが良く、肌に吸い付くような極上の仕上がりです。乳液以上の満足感を得られるスペシャルケアアイテムです。

• 主な成分：ヒト脂肪細胞順化培養液エキス、6種の成長因子、ルチニル二硫酸2Na
• こんな方におすすめ：
  • これまでのスキンケアでは満足できなかった方
  • 深刻なハリ不足や年齢肌の悩みを抱えている方
  • 先進的な美容成分を取り入れたい方

5. 夜用クリーム・スペシャルケアとして
【ラッピングクリーム】（クリーム状マスク）

こちらは美容液ではなく、お手入れの最後に使用するクリーム状のマスクです。
「塗って寝るだけ」の簡単ケアで、シアバターやプロテオグリカンが就寝中の肌を乾燥から守ります。
乳液の代わりとして、あるいは美容液の後の「追い保湿」として使用することで、翌朝の肌のモチモチ感が変わります。

• 主な成分：シアバター、プロテオグリカン、月見草油
• こんな方におすすめ：
  • 極度の乾燥肌の方
  • 冬場の粉吹きやカサつきが気になる方
  • 手軽にスペシャルケアを取り入れたい方

エムディアの主要成分と美容効果を深掘り

エムディアの製品が「乳液不要」と言われる理由は、その配合成分の高さにあります。
ここでは、代表的な成分とその働きについて詳しく解説します。

1. EGF（上皮細胞増殖因子）とFGF・IGF

エムディアの代名詞とも言える成分です。53個のアミノ酸からなるタンパク質で、肌のリズムを整える働きがあります。
特に「EGF リニューセラム」には、EGFだけでなく、FGF（線維芽細胞増殖因子）とIGF（インスリン様成長因子）も配合されています。
これら3つの成分が互いに作用し合うことで、単独で使用するよりも高い相乗効果が期待でき、肌にハリと弾力を与えます。

2. プロテオグリカン

かつては1グラム3,000万円とも言われた希少成分です。ヒアルロン酸の1.3倍とも言われる高い保水力を持ちながら、サラッとした質感が特徴です。
肌の水分を抱え込み、乾燥から守るバリア機能をサポートします。「PG クリーミィリッチセラム」にはこの成分が高濃度で配合されており、乾燥肌の方にとって強力な味方となります。

3. リピジュア（ポリクオタニウム-51）

人工臓器の表面処理などにも使われる、生体適合性の高い保湿成分です。
水洗いしても保水力が下がりにくいという特長があり、汗をかきやすい季節や、逆に乾燥して水分が蒸発しやすい環境でも、肌の潤いを長時間キープします。
これが、エムディアの美容液が乳液代わりとして十分に機能する理由の一つです。

4. バクチオール

「PG クリーミィリッチセラム」に配合されている注目成分です。
レチノール（ビタミンA）と似た働きをしながら、レチノール特有の刺激（A反応）が出にくい植物由来の成分です。
日中でも使用可能で、敏感肌の方でも積極的にエイジングケア（※1）を取り入れることができます。

エムディア製品の効果的な使い方とスキンケア手順

選んだアイテムの効果を最大限に引き出すためには、正しい使い方が不可欠です。
ここでは、エムディア推奨の基本ステップと、より効果的なテクニックをご紹介します。

基本のステップ（朝・夜共通）

STEP 1：洗顔・クレンジング
「スピーディークレンジングジェル」や「ホイップウォッシュ」を使用し、肌の汚れを優しく落とします。摩擦は肌トラブルの元となるため、優しく包み込むように洗うのがポイントです。

STEP 2：化粧水（ローション）
「EGF リニューローション」などを500円玉大程度手に取り、顔全体に優しく馴染ませます。
一度に全量をつけるのではなく、2回に分けてハンドプレスしながら重ね付けすることで、角質層への浸透が高まります。

STEP 3：美容液（乳液の代わり）
お悩みに合わせて選んだ美容液（EGF リニューセラムなど）を使用します。

• 使用量：パール粒大〜1円玉大程度（製品により異なります）
• 塗り方：手のひらで少し温めてから、顔の内側から外側へ向かって優しく伸ばします。目元や口元など乾燥が気になる部分には、少量を追加して重ね付けをしてください。

STEP 4：UVケア（朝のみ）
朝のお手入れの最後には、必ず日焼け止めを使用しましょう。「UV シルキープロテクション」は、紫外線吸収剤フリーでありながら白浮きしにくく、保湿クリームのような使い心地です。

季節や肌状態に合わせた応用テクニック

【乾燥がひどい冬場や、極度の乾燥肌の方】
「化粧水」＋「美容液」だけでは物足りない場合、夜のケアの最後に「ラッピングクリーム」を追加してください。
美容液で与えた栄養と水分を、クリームの膜で完全に密閉することで、翌朝まで潤いが持続します。

【オイリー肌や、ベタつく夏場】
「VC-IP ホワイトセラム」を乳液代わりに使用するのがおすすめです。
さっぱりとした使用感で皮脂バランスを整えつつ、必要な潤いはキープします。部分的に乾燥する場合は、目元や頬のみ「EGF リニューセラム」を重ねる「パーツ別ケア」も有効です。

【特別な日の前夜】
「3D モイストプレミアムマスク」を使用したスペシャルケアを行いましょう。
マスク使用後は、肌に残った液を馴染ませ、その上から美容液やクリームで蓋をすると、エステ帰りのような肌仕上がりになります。

購入前に知っておきたいQ&A

エムディアを初めて購入される患者様からよくいただく質問をまとめました。

Q. 敏感肌ですが、美容液だけで保湿は足りますか？
A. はい、多くの方は美容液（EGFリニューセラム等）のみで十分な保湿力を実感されています。
リピジュアやプロテオグリカンなどの高保湿成分が配合されているためです。ただし、極度の乾燥肌の方や季節によっては、クリームの併用をおすすめする場合もございます。

Q. 他のブランドの乳液と併用してもいいですか？
A. 併用しても問題はありませんが、エムディア製品はライン使いすることで、成分同士の相乗効果が得られるように設計されています。
まずはエムディアの美容液を乳液の代わりとして使用し、肌の様子を見ていただくことをおすすめします。

Q. 朝と夜で使い分ける必要はありますか？
A. 基本的には朝晩同じアイテムをご使用いただけます。
ただし、朝はメイク崩れを防ぐために量を調整したり、夜は修復のためにたっぷりと使用したり、あるいは夜のみ「ラッピングクリーム」を追加するなど、工夫することでより良い肌状態を保てます。

Q. 1本でどのくらい持ちますか？
A. 使用量にもよりますが、朝晩の使用で約1ヶ月〜1.5ヶ月程度が目安です。
開封後は酸化を防ぐため、直射日光の当たらない場所で保管し、なるべく早めに使い切るようにしてください。

正規品を購入する方法と注意点

エムディアは医療機関専売品（ドクターズコスメ）です。開発から製造まで厳しい基準で管理されていますが、近年、インターネット上で非正規の販売ルートや模倣品が見受けられることがあります。
大切なお肌につけるものですので、必ず正規取扱店である医療機関、または医療機関が運営する公式オンラインショップからご購入ください。

千春皮フ科クリニックオンラインショップでのご購入について

当院、千春皮フ科クリニックはエムディアの正規取扱クリニックです。
院内での販売はもちろん、遠方の方や忙しくて通院できない方のために、公式オンラインショップ「千春皮フ科クリニックオンラインショップ」でも販売を行っています。

オンラインショップをご利用いただくメリット

• 安心の正規品保証：メーカーから直接納入された、品質管理の行き届いた新品をお届けします。
• 24時間注文可能：スマホやPCからいつでもご注文いただけます。
• 配送・送料：11,000円以上のご購入で送料無料となります。商品の発送も迅速に行っています。
• ポイント還元：次回のお買い物で使えるポイントが貯まり、お得に継続いただけます。

まとめ：自分に合った「エムディアの乳液」を見つけよう

エムディアには「乳液」という名前の商品は存在しませんが、それは「美容液」がその役割を十分に、あるいはそれ以上に果たしてくれるからです。

• ベーシックなケアなら 「EGF リニューセラム」
• リッチな潤いを求めるなら 「PG クリーミィリッチセラム」
• 美白（※2）も意識するなら 「VC-IP ホワイトセラム」
• 最高峰のケアなら 「セラージュ セラム」

ご自身の肌質や年齢、季節に合わせて最適な1本を選ぶことが、美肌への近道です。
シンプルでありながら、科学的根拠に基づいた成分を贅沢に配合したエムディアのスキンケア。ぜひ、あなたの肌でその違いを実感してください。

（※2）メラニンの生成を抑え、シミ・そばかすを防ぐ

千春皮フ科クリニックオンラインショップでエムディア製品を見る
https://chiharu-beauty.com/

クリニック公式サイトはこちら
https://chiharu-hifuka.com/

※本記事の情報は執筆時点のものです。製品の仕様や価格は変更になる場合がございます。
※効果には個人差があります。肌に合わない場合は使用を中止し、医師にご相談ください。