
プラセンタを肌に塗るメリットとは? エイジングケアに選ばれる理由と正しい使い方
年齢を重ねるにつれて、以前と同じスキンケアをしていても「なんとなく肌の調子が優れない」「乾燥によるくすみが気になる」「ハリがなくなってきた」と感じることはありませんか?
30代から50代にかけての女性の肌は、水分量や皮脂量の低下、ターンオーバーの乱れなどにより、様々な変化が訪れます。そんな大人の肌悩みに寄り添う成分として、長年美容業界で注目され続けているのが「プラセンタ」です。
プラセンタには、アミノ酸やビタミン、ミネラルなど、生命を育むために必要な栄養素が豊富に含まれています。
美容クリニックでの注射や内服薬だけでなく、毎日のスキンケアに取り入れることで、年齢に応じたケア(エイジングケア)をサポートしてくれる頼もしい存在です。
しかし、「プラセンタを肌に塗るだけで本当に効果があるの?」「種類が多くてどれを選べばいいかわからない」という疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
この記事では、プラセンタ化粧品を肌に塗ることで期待できる具体的な効果や、失敗しない選び方、そしてクリニックでのケアとホームケアの違いについて詳しく解説します。
さらに、成分や品質にこだわり抜いたドクターズコスメ「プラジュネーション」についてもご紹介しますので、本気で肌と向き合いたい方はぜひ参考にしてください。
日本皮膚科学会認定皮膚科専門医/AMI Japan Senior Trainer(アラガン社指導医)/日本胎盤臨床医学会理事、その他多くの学会に所属し、皮膚医療・美容医療について研鑽しています。自らが幼少時代アトピー性皮膚炎だったことから、肌に悩みを持つ方々のお悩みに対して、少しでもお力になれればと考えております。
プラセンタを肌に塗る効果とは?保湿からエイジングケアまで
「プラセンタ(Placenta)」とは、日本語で「胎盤」を意味します。
胎盤はお腹の中で赤ちゃんを育てるための臓器であり、アミノ酸、タンパク質、脂質、糖質、ビタミン、ミネラル、核酸、酵素、活性ペプチド、ムコ多糖体など、多彩な栄養素が凝縮されています。
医療現場では注射薬として肝機能障害や更年期障害の治療に使われていますが、化粧品として「肌に塗る」場合には、主に角質層へのアプローチによって美肌効果を発揮します。
具体的にどのようなメリットがあるのかを見ていきましょう。
1. 優れた保湿効果で乾燥を防ぐ
プラセンタ最大の特徴は、その高い保湿力です。プラセンタに含まれる豊富なアミノ酸は、肌の角質層にもともと存在する天然保湿因子(NMF)の原料となります。
加齢や紫外線ダメージによって天然保湿因子が減少すると、肌は水分を保てなくなり、乾燥や肌荒れを引き起こします。
プラセンタ化粧品を塗布することで、アミノ酸などの保湿成分が角質層に浸透し、肌の水分を抱え込んで逃さないようサポートします。
乾燥は、小じわやくすみ、バリア機能の低下などあらゆる肌トラブルの引き金となるため、プラセンタによる濃密な保湿はエイジングケアの基本と言えます。
2. ハリと弾力を与え、キメを整える
年齢とともに気になり始めるのが、肌のハリ不足やゆるみです。
プラセンタに含まれるペプチドや核酸などの成分は、肌にハリを与え、ふっくらとした質感へ導く手助けをします。
肌の土台が整うことで、乾燥によって目立っていた毛穴やキメの乱れがなめらかになり、メイクのりも良くなります。内側から押し返すような弾力感は、若々しい印象を与えるために欠かせない要素です。
3. 乾燥によるくすみをケアし、透明感のある肌へ
「夕方になると顔色がどんよりする」「顔全体が暗く見える」といった悩みは、乾燥によって肌のキメが乱れ、光がきれいに反射しなくなることが一因です。
また、ターンオーバー(肌の生まれ変わり)が滞ると、古い角質が肌表面に蓄積し、ごわつきやくすみの原因となります。
プラセンタで肌に十分な潤いを与え、健やかなコンディションを保つことは、ターンオーバーのリズムを整えることにも繋がります。
結果として、乾燥によるくすみが目立たなくなり、透明感のある明るい肌印象を目指すことができます。
4. 肌荒れを防ぎ、バリア機能をサポート
季節の変わり目やストレスなどで肌が揺らぎやすい方にも、プラセンタはおすすめです。
プラセンタには肌を健やかに保つ働きがあり、乾燥による肌荒れを防ぎます。
肌のバリア機能が整うことで、紫外線や乾燥した空気などの外的刺激から肌を守る力が強まり、トラブルが起きにくい安定した肌質へと導いてくれます。
プラセンタ配合のアイテムを選ぶポイント
市場には数多くのプラセンタ化粧品が溢れており、価格も数千円から数万円まで様々です。「どれを使っても同じ」ではありません。
しっかりと効果を実感するためには、以下のポイントを押さえて選ぶことが重要です。
1. 「動物性プラセンタ」の種類を確認する(馬・豚)
化粧品に使用されるプラセンタは、主に「馬由来」と「豚由来」の2種類に分けられます。それぞれの特徴を理解して選びましょう。
- 豚プラセンタ
流通量が多く、比較的手頃な価格で手に入りやすいのが特徴です。多頭出産をする豚の胎盤から抽出されます。
日常的なケアに取り入れやすい反面、成分の濃度やアミノ酸の含有量は馬プラセンタに及ばない場合があります。 - 馬プラセンタ
豚に比べて希少価値が高く、アミノ酸の含有量が圧倒的に多いのが特徴です。特に「サラブレッド」などの管理された環境で育った馬のプラセンタは、トレーサビリティ(生産履歴)が明確で、安全性や品質が非常に高いとされています。
一度に一頭しか出産しないため胎盤が厚く、栄養価が凝縮されています。本気でエイジングケアに取り組みたい方には、馬プラセンタが推奨される傾向にあります。
なお、「植物性プラセンタ」や「海洋性プラセンタ」と呼ばれるものもありますが、これらは胎盤そのものではなく、植物の胎座や魚の卵巣膜を使用したものです。
動物性プラセンタ特有の成長因子(グロースファクター)は含まれていないため、厳密には別の成分として区別する必要があります。
2. 「プラセンタエキス」の濃度と抽出方法
「プラセンタ配合」と書かれていても、その濃度は商品によって大きく異なります。パッケージの裏面にある全成分表示を確認してみましょう。
成分は配合量の多い順に記載されているため、「水、BG、グリセリン…」のあとに「プラセンタエキス」と書かれている場合、全体の配合量に対してプラセンタの割合は少ない可能性があります。
逆に、成分表示の最初の方に「プラセンタエキス」と記載されているものは、高濃度である可能性が高いと言えます。
また、抽出方法も重要です。プラセンタは熱に弱く、高温で処理するとタンパク質などの有用成分が変性してしまうことがあります。
「酵素分解法」や「凍結酵素抽出法」など、成分を壊さずに抽出する技術が使われているかどうかも、品質を見極めるポイントです。
3. 不要な添加物が含まれていないか(安全性)
毎日のスキンケアで使い続けるものだからこそ、肌への優しさは欠かせません。
香料、着色料、パラベン、鉱物油、界面活性剤など、肌の負担になりうる添加物が極力含まれていないものを選びましょう。
特に、抽出過程で不純物をしっかりと取り除き、高純度に精製されたプラセンタエキスは、独特の臭いも少なく、敏感肌の方でも使いやすい傾向にあります。
4. 医師監修やドクターズコスメであるか
成分の配合バランスや品質管理において、皮膚の専門家である医師が関わっているかどうかも一つの判断基準になります。
ドクターズコスメは、医学的な理論に基づいて開発されており、単に成分を入れるだけでなく「肌にどう届けるか」「敏感な肌でも使えるか」といった視点で設計されています。
安全性やエビデンス(根拠)を重視する方にとって、医師監修の化粧品は信頼できる選択肢となるでしょう。
プラセンタの効果を実感するためのスキンケア方法
高品質なプラセンタ化粧品を手に入れたら、そのポテンシャルを最大限に引き出す使い方を実践しましょう。
1. 洗顔後、一番はじめに塗る(導入美容液の場合)
プラセンタエキスの原液や、導入美容液(ブースター)として使用するタイプの場合は、洗顔後のまっさらな肌に一番最初に塗布するのが基本です。
余分な皮脂や汚れを落とした直後の肌に塗ることで、角質層のすみずみまで成分が行き渡りやすくなります。
その後、化粧水、乳液、クリームと通常のスキンケアステップを進めてください。化粧水やクリームに配合されているタイプの場合は、それぞれの使用順序を守りましょう。
2. 適量を守り、ハンドプレスでなじませる
もったいないからと言って少量を薄く伸ばすのでは、十分な保湿効果が得られません。
メーカーが推奨する適量(一般的には1円玉〜100円玉大程度)を手のひらに取り、両手で少し温めてから顔全体に広げます。
こすらず、手のひらで顔を包み込むように優しくハンドプレスをして、じっくりと肌になじませましょう。
目元や口元など、乾燥や小じわが気になる部分には重ね付けをするのがおすすめです。
3. 継続して使用する
肌のターンオーバーは約28日周期(年齢とともに長くなります)と言われています。
化粧品の効果を実感するためには、肌の細胞が入れ替わるサイクルに合わせて、少なくとも1ヶ月〜3ヶ月程度は継続して使用することが大切です。
即効性を求めるのではなく、毎日コツコツと積み重ねることで、少しずつ肌のコンディションが整っていきます。
クリニックの施術とホームケアの違い・役割
「クリニックでプラセンタ注射を受けているから、化粧品は必要ないのでは?」と考える方もいるかもしれません。しかし、医療機関での施術と自宅でのスキンケアは、それぞれ役割が異なります。
- クリニックでの施術(注射・点滴)
プラセンタ製剤を直接体内(皮下や筋肉)に注入します。血流に乗って全身に作用するため、美肌効果だけでなく、疲労回復、肩こりの緩和、更年期障害の改善など、全身の不調に対する「内側からのケア」として即効性や高い効果が期待できます。 - ホームケア(化粧品)
肌の表面(角質層)に直接塗布します。乾燥や小じわ、キメの乱れなど、肌の表面で起きているトラブルに対して「外側からのケア」として直接的にアプローチできます。
クリニックに通える頻度は限られていますが、スキンケアは毎日朝晩行うものです。
注射で内側のコンディションを整えつつ、毎日の化粧品で外側から肌を守り、育む。この「内と外」の両輪でケアを行うことが、理想的なエイジングケアへの近道です。
もちろん、注射が苦手な方や通院が難しい方にとっても、高品質なプラセンタ化粧品によるホームケアは非常に有効な手段となります。
医師監修のこだわり。高濃度馬プラセンタ「プラジュネーション」
ここまで解説してきた「馬プラセンタの優位性」「高濃度」「安全性」「医師の監修」といった条件をすべて満たす化粧品として、千春皮フ科クリニックが開発したオリジナルドクターズコスメ「プラジュネーション(Pla-Genation)」をご紹介します。
皮膚科専門医であり、多くの女性の肌悩みと向き合ってきた渡邊千春総院長が、「本当に肌に良いものを届けたい」という想いで開発しました。
1. 北海道産サラブレッドの馬プラセンタを使用
プラジュネーションには、北海道の雄大な自然の中で育てられたサラブレッドの馬プラセンタを使用しています。
徹底した管理下で飼育されたサラブレッドの胎盤は、アミノ酸の含有量が豚プラセンタの数百倍とも言われ、その品質の高さは折り紙付きです。希少な原料を贅沢に使用することで、肌への手応えを追求しました。
2. 水を一滴も加えない「原液」へのこだわり
一般的な化粧品は、成分の大部分が水で構成されています。
しかし、プラジュネーションの「プラジュネーション クリーム」や「プラジュネーション ローション」の中には、水を一切使用せず、プラセンタエキスそのものをベースに作られているアイテムもあります(※商品により処方は異なります)。
有効成分を極限まで高濃度に配合することで、肌に乗せた瞬間の浸透感(角質層まで)や、翌朝の肌のハリ感が格段に違います。
3. 不要なものは入れない、肌への優しさ
クリニックに来院される患者様の中には、敏感肌やトラブルを抱えた肌の方も多くいらっしゃいます。
そうした方々にも安心して使っていただけるよう、香料、着色料、パラベン、鉱物油など、肌の負担となる成分は極力排除しています。
プラセンタ特有の臭いも独自の製法でカットしており、使い心地の良さにもこだわりました。
4. ライン使いで高まる相乗効果
プラジュネーションシリーズは、ローション、エッセンス(美容液)、クリームとラインナップされています。
まずはローションで肌に潤いの道を作り、エッセンスで高濃度の栄養をチャージ。最後にクリームで潤いをしっかりと閉じ込める。
シリーズで重ねて使用することで、プラセンタの美容効果を層状に積み上げ、乾燥知らずの艶やかな肌へと導きます。
まとめ:毎日のプラセンタ習慣で、自信の持てる肌へ
プラセンタを肌に塗ることは、単なる保湿以上の価値があります。それは、年齢とともに失われがちな肌の活力を補い、自ら美しくなろうとする力をサポートすることです。
「もう歳だから仕方ない」と諦める前に、まずは毎日使うスキンケアを見直してみませんか?
選び方のポイントは、アミノ酸が豊富な「馬プラセンタ」であること、そして成分がしっかりと配合された「高濃度」なものであることです。
千春皮フ科クリニックの「プラジュネーション」は、医療の現場から生まれた、大人の肌のためのスキンケアシリーズです。
クリニックでのケアと併用する方はもちろん、ホームケアだけで肌を変えたいと願う方にも、自信を持っておすすめできる品質です。
毎日のスキンケアで、肌が喜び、心が弾むような変化を感じてください。あなたの肌は、手をかけた分だけ、きっと応えてくれるはずです。
商品の詳細やご購入は、千春皮フ科クリニックオンラインショップをご覧ください。
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