プラセンタ化粧品に期待できることとは？

まずは、なぜこれほどまでに「プラセンタ」が美容の世界で重視されているのか、その理由を紐解いていきましょう。

プラセンタとは「胎盤」のことです。
胎児が母親のお腹の中で育つために必要な栄養素を届ける、生命の源とも言える器官です。
そのため、アミノ酸、ビタミン、ミネラル、酵素など、肌の健康維持に欠かせない栄養素が豊富に含まれています。

化粧品成分としてのプラセンタに期待できる主な役割は、大きく分けて2つあります。

優れた保湿力とキメの整え

年齢を重ねた肌は、水分を保持する力が弱まりがちです。
乾燥は肌のバリア機能を低下させ、外部刺激を受けやすくするだけでなく、肌のキメを乱し、くすんだ印象を与える大きな原因となります。

プラセンタには高い保湿力があり、角質層のすみずみまで水分を行き渡らせるサポートをします。
肌が十分に潤うことで、乱れたキメがふっくらと整い、光をきれいに反射するような透明感のある肌印象へと導きます。

肌のリズムをサポートする

私たちの肌は、一定のサイクルで新しい細胞に生まれ変わっています。これをターンオーバーと呼びます。
しかし、加齢やストレス、睡眠不足などが重なると、このサイクルが遅れがちになります。

ターンオーバーが滞ると、本来剥がれ落ちるはずの古い角質や、紫外線によって生成されたメラニン色素が肌内部に留まってしまいます。
これが「シミ」や「くすみ」として定着する一因です。
プラセンタ成分で肌を健やかに保ち、潤いを与えることは、この肌のリズムを整える土台作りにつながります。

つまり、プラセンタ化粧品は「できてしまったシミを魔法のように消す」ものではありませんが、乾燥によるくすみを防ぎ、肌本来の働きをサポートすることで、明るく健やかな肌を目指すための強力なサポーターと言えるのです。

「シミ」ができるメカニズムとケアの重要性

「シミ」という悩みに対して適切なアプローチをするためには、敵を知ること、つまりメカニズムを理解することが大切です。

肌が紫外線を浴びると、肌を守るために「メラノサイト」という工場のような細胞が指令を受け、黒色メラニンを生成します。
通常であれば、このメラニンはターンオーバーとともに肌の表面へと押し上げられ、垢となって排出されます。これが健康な肌の状態です。

しかし、長年紫外線を浴び続けたり、加齢によってターンオーバーが遅くなったりすると、メラニンの生成と排出のバランスが崩れます。
過剰に作られたメラニンが排出されずに肌内部に蓄積されることで、目に見える「シミ」となって現れるのです。

ここで重要なのが、「いかにターンオーバーを正常に保つか」という点です。
乾燥して硬くなった肌では、スムーズな排出は望めません。
だからこそ、プラセンタのような保湿力に優れた成分を取り入れ、肌を柔らかく潤った状態に保つことが、遠回りのようでいて実はシミ対策（日焼けによるシミ・ソバカスを防ぐこと）の近道となるのです。

医療機関でのケアとホームケアの違い

美容皮膚科などの医療機関で行うプラセンタ治療と、ご自宅で行う化粧品でのケア。
どちらが良いのか迷われる方もいらっしゃるかもしれません。
結論から申し上げますと、この2つは「役割」が異なります。

医療機関でのケア（注射など）

クリニックで行うプラセンタ注射は、体内（内側）からアプローチする方法です。
血液やリンパの流れに乗って全身に作用するため、肌だけでなく、疲労回復や更年期障害の緩和など、全身のコンディションを整える目的でも使われます。
即効性や高い実感を求められる方に適していますが、通院の時間やコストが必要です。

化粧品でのホームケア

一方、化粧品は肌の表面（外側）からアプローチする方法です。
角質層に直接潤いを届け、乾燥や紫外線ダメージから肌を守る役割を果たします。
注射ほどの全身的な作用はありませんが、毎日朝晩欠かさずケアできるという「継続性」が最大のメリットです。

理想的なのは、必要に応じてクリニックでの施術を取り入れつつ、毎日のホームケアで肌状態を底上げすることです。
例えば、月に1〜2回クリニックに通ったとしても、残りの29日間、自宅でのケアを怠ってしまっては、せっかくの効果を持続させることは難しくなります。
「ハレの日」の治療と、「ケの日」の丁寧なスキンケア。この両輪が揃ってこそ、理想の肌に近づくことができるのです。

失敗しないプラセンタ化粧品の選び方

市場には数多くのプラセンタ化粧品が出回っています。
「どれを選べばいいのかわからない」という方のために、プロの視点からチェックすべき3つのポイントをご紹介します。

原料の種類（馬か豚か）

現在、化粧品に使われているプラセンタの多くは「豚由来」か「馬由来」です。
一般的に、豚プラセンタは流通量が多く手頃な価格のものが多い一方、馬プラセンタはアミノ酸の含有量が豚よりも豊富であると言われています。
特に徹底した管理下で育てられたサラブレッドなどの馬プラセンタは希少性が高く、エイジングケアを本格的に考えたい世代から支持されています。

成分の「濃度」と「抽出方法」

化粧品の成分表示を見たことはありますか？ 多くの化粧品は、成分の大部分を「水」が占めています。
プラセンタエキスが配合されていても、その濃度が極端に薄ければ、期待するような実感は得にくいかもしれません。
また、プラセンタに含まれる有用な成分（成長因子など）を壊さないように抽出されているかどうかも、品質を左右する大きな要素です。
「プラセンタ配合」という言葉だけでなく、どれくらいの品質のものが使われているかに注目しましょう。

安全性と信頼性

毎日肌に直接つけるものですから、安全性は何よりも重要です。
どのような環境で飼育された動物の胎盤を使用しているのか、製造工程は衛生的か、余計な添加物は入っていないか。
これらを見極める一つの基準として、「医師が監修しているか」「医療機関で取り扱われているか」といった信頼性の高さも判断材料になります。

肌が敏感になりがちな大人の肌には、香料や着色料など、肌への負担となりうる成分ができるだけ排除された、シンプルかつ高品質なものを選ぶことをおすすめします。

千春皮フ科クリニックのこだわり「プラジュネーション」

ここまで、プラセンタの有用性や選び方についてお話ししてきました。
私たち千春皮フ科クリニックでは、多くの患者様の肌悩みと向き合う中で、「自宅でもクリニックレベルの品質でケアを続けたい」というお声を数多くいただいてきました。

そんな声にお応えするために開発されたのが、当クリニックのオリジナルドクターズコスメ「プラジュネーション（Pla-Jeunation）」シリーズです。

総院長である渡邊千春医師が、皮膚科医としての知見と経験を注ぎ込み、成分の選定から配合バランス、テクスチャーに至るまで徹底的にこだわり抜いたスキンケアラインです。

こだわりの「馬プラセンタ」を高濃度で配合

「プラジュネーション」の最大の特徴は、北海道産のサラブレッドから抽出した馬プラセンタエキスを使用している点です。
豚プラセンタと比較してアミノ酸が豊富に含まれているこの希少な馬プラセンタを、独自の技術で抽出。
肌に必要な栄養素を損なうことなく、高濃度で配合することに成功しました。

シンプルだからこそ、ごまかしがきかない

私たちのスキンケア哲学は「肌本来の力を引き出すこと」です。
そのため、肌に本当に必要な成分だけを厳選し、余計なものは一切入れないシンプルな処方を採用しています。

• プラジュネーション ローション（化粧水）
  高濃度の馬プラセンタエキスに加え、保水力に優れたヒアルロン酸を配合。とろみのあるテクスチャーが肌に吸い付くように馴染み、角質層の深部まで潤いを届けます。洗顔後の無防備な肌を優しく包み込み、次に使うクリームの浸透（角質層まで）を助けます。
• プラジュネーション クリーム
  馬プラセンタエキスに加え、肌のバリア機能をサポートする「セラミド」を配合。化粧水で与えた水分をしっかりと抱え込み、外部刺激から肌を守ります。コクがあるのにベタつかない使用感で、朝のメイク前にも夜の集中ケアにもお使いいただけます。

敏感肌の方にも寄り添う処方

シミやエイジングサインに悩む肌は、同時に乾燥しやすく敏感になっていることも少なくありません。
「プラジュネーション」は、合成香料、合成着色料、パラベン、鉱物油などを使用しないフリー処方を採用しています。
刺激を抑えた設計で、レーザー治療後のデリケートな肌のホームケアとしても、多くの患者様にご愛用いただいています。

毎日の積み重ねが、未来の肌を作る

肌は、一朝一夕で変わるものではありません。
今日塗った化粧品が、明日すぐにシミを消してくれるわけではありません。
しかし、毎日丁寧に保湿をし、肌の土台を整え続けることは、数ヶ月後、数年後の肌に確実な差となって現れます。

「最近、肌の調子が良いな」
「鏡を見るのが少し楽しみになった」

そう感じられる瞬間を増やすために、私たちは「質」にこだわったスキンケアを提案し続けています。

もしあなたが、今のスキンケアに物足りなさを感じているなら、あるいは、これからの肌のために何を選べば良いか迷っているなら、ぜひ一度、皮膚科医がこだわり抜いた「プラジュネーション」をお試しください。

「プラジュネーション」は、千春皮フ科クリニックの公式オンラインショップでご購入いただけます。
成分の詳細やご使用方法についても、商品ページで詳しくご紹介しております。

▼プラジュネーションの詳細・ご購入はこちら
千春皮フ科クリニックオンラインショップ｜プラジュネーション商品ページ

あなたの肌が本来持っている美しさを引き出すお手伝いができれば、私たちにとってこれ以上の喜びはありません。
正しい知識と適切なケアで、自信の持てる素肌を育んでいきましょう。